お子さんが2歳ぐらいで自我がではじめたとき・・すかさず「おてつだい」をしてもらいましょう。まぁ〜もちろん最初からうまくいくはずはないので、そこは覚悟してください。自分とこどもの将来のためです。少しハードルを下げてみてもよいかもしれません。意外にこちらの予想を超えた結果を出す場合もあります。その時は宝くじにでも当たったかのように「ラッキー!」と喜んでしまいましょう。
具体的にはどんな家事がよいでしょうか・・
☆ポストから郵便物や新聞をとってきてもらう(わぁ〜助かるぅとお礼を忘れずに)
☆なにかをしまう(同上)
☆開いてるドアを閉めてもらう(同上)
☆テレビをつけてもらう(○◯さん!テレビをオンにお願いします!と礼儀正しく)
☆リモコンを持ってきてもらう(丁重にお礼を)
このあたりなら2歳さんでもできそうですね
ここで水をさしておきますが(笑)「うちの子はデキがいいんだからこんな簡単なのじゃ物足りないわよ」と思わないことです。この思考はお子さんにとって相当なプレッシャーとなり、のちのちグレの原因にもなりかねません。期待を寄せるのは結構ですが、どんなに親御さんが優秀な方でもお子さんは別人格ということをお忘れなきよう。
以前、「◯◯ちゃん?できるよね?」を連発されている方がいらした。その言い方も冷たく、できて当たり前、できないなんて言わせないという強烈な圧力。まだ6歳くらいだったか・・そのお子さんは生まれてからずっとこれを毎日浴びているのかもしれないと思うとゾッとしました。すでにグレていました(暴言吐いたので即出禁)。
ハードルは下げ、できたら褒めることを大量に繰り返すことの方がどんなに良いだろう。。大事なのは「お礼を言うこと」「その行動には非常に価値があると表現すること」ではないでしょうか。
どうでしょう?他のおうちのお子さんと比べて「すごいことができる」のを自慢したいですか?それがどんなに虚しくて一時的なものであるか、想像したらすぐわかりますよね。どうかご自分のコンプレックス解消、小さな見栄のためにお子さんを犠牲にしないでください。子どもは全人類の宝です。親はちょっとの間預かっているだけなのですよ。
大人にとっては「できてあたりまえ」の家事ですが、できない大人が実はたくさんいることにみなさまも薄々気がついていらっしゃることでしょう。家事は日々の練習の積み重ねなので、大人になってから急にやろうとしても難しい部分がありますし、億劫で面倒だと思うこともあります。子どもの頃から習慣にし、すれば褒めてもらえる、自分にも自信がつく、緊急時に活躍できる、学校の課外授業や専科の授業でその腕を披露することで友達に尊敬される・・等々いいことだらけです。なんといってもお母さんが(お父さんも)助かります!
一緒に料理や掃除や片付けをしましょう。コミュニケーションが生まれます。「そんなの難しいヨゥ〜」と言うかもしれませんが、見本を見せ、やってごらんといい、けっこううまいねと褒め、こここうしたらさらにGOOD!とアドヴァイスし、一定のレベルに達したらお小遣いを進呈・・なんでもかんでもお金をあげたらダメですよ!クウォリティが大事です。
大人だって「ただで」何かするのはいやでしょう?ちょっとでもお礼がもらえれば俄然やる気でます。こどもも一緒。「お金をもらえないならやらない」と言い出す懸念はありますが、それならやらなくていいよ、と軽く断れば良い。しばらくしたら金額交渉してくるかもしれません。それはそれで生きる知恵(笑)、たくましいやっちゃなーとたまには応じてもいいかもね。
昨今増加傾向のADHD特性さんも、子どもの頃から練習しておくと大人になって社会に出てから困りごとが少なくなるでしょう。その場で判断するのが苦手なようですから簡単な決まり事を紙に書いて貼っておく。やさしく声もかける。例:ペットボトルを飲み終えたら「すぐその場で」ラベルを剥がして軽く洗いキャップはこの袋へ、ボトルはこの箱へ といった感じ。最初の段階で「飲み終わったらそこに置いてしまう」のが片付けられない大きな原因だと思うので、「すぐ」というプレッシャーをかける、分類が苦手らしいのでわかりやすい
箱を用意する、できたら褒める&感謝することを小さい頃から習慣にしてはどうでしょう。
ゴミ出しの場合、「今日は◯曜日だから、△ゴミの日だね!」と必ず大きな声で言うようにしています。まず「何曜日が何ゴミの日」か覚えられないという方もいますね・・。だんだん覚えてきますし、毎回言ってあげれば自信をもってゴミ出しできます。うちの場合、長女が小さな頃からゴミ出しをしています。近所の方に集積場で合えば挨拶をするし「えらいわねぇ〜」と褒めてもらえた!と嬉しそうに帰ってきます。どうでしょう?もしもの時「あの子はいい子だ」と認識されていれば、ご近所の方に助けていただける可能性が高いです。朝、登校前の早い時間帯に外へ出ることで脳も体も目覚めますしね。
親がやってしまうのは簡単です。しかしお子さんの自己肯定感や将来のよい生活習慣、コミュニケーション能力を思って遠い目をしながらも、「あ、これなら頼めそう」と思うお仕事はお子さんへお願いし、できたできないに関わらず「ありがとう!」を。ぐんぐん生き生きと変わっていく姿をすぐ目にすることになるでしょう^^
「大人がやっているしごと」を「こどもの自分でもできる?!」とわかると、「え?それやっていいの?」と言ったりしますよ。子どもにとって家事は一種のかっこいいアトラクションです!
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