ピアノ教室は楽しい!
レッスンは基本マンツーマンです。生徒さんの話すことは、音楽のことでも学校のことでも何でもきく!というスタンスで続けてきました。おうちや学校ではあまり言えない話やホントの気持ちも、ピアノの先生になら話してみようかなぁなんていうことがあるようです。上達だけにこだわるのではなく、生徒さん一人一人の心を大切にしたい。だって音楽は気持ちの表現!表したいものを外に出すための技術と、表現したい気持ちの両方が大切です。レッスンでは、「危ないこと」や「自分のためにならないこと」以外で注意をされたりはしません。間違えても、うまくいかなくても、もう一回トライしよう。「なかったこと」にして最初から弾き直さなくていいんだよ。自分の苦手なところをよーく見て考えて、どうしたら克服できるかいろいろ試してみよう。そうやって人生は切り開いていけるでしょう。おしゃべりが苦手な子も大丈夫です。先生も小さい頃は大人とほとんど話せなかったんです(今では信じられませんが)。自己表現は、絵を描くことでもダンスでも音楽でもできる。歌って楽しいね!指を動かすのって面白いね!子どもたちの笑いが絶えない教室は、もしかしたら小さい頃の私の夢だったのかもしれません。
ご自宅での練習について
ご自宅での練習は、グランドピアノ、アップライト、電子ピアノ(88鍵)いずれも可能です(薄い鍵盤のものは使えません)。電子ピアノは専用のスタンドに設置し、椅子に腰掛けて姿勢良く練習できるようにしましょう。足はぶらぶらするよりしっかりと体重をかけられるよう台があればなお良し◎。身長にあったしっかりしたものがおすすめです。通販やホームセンターなどで買えるステップ(高いところのものを取るときになどに使う)など試してみてください。
☆生ピアノの生徒さんには、私が長年お世話になっている調律師さん(熱心で良心価格)をご紹介できます☆
ピアノは、目で音符やリズム、指番号を読み取り、それにしたがって10本の指を動かす複雑なもの。高度な作業で根気がいります。毎日練習すれば上達しますが、練習しなければ弾けるようにはなりません。週1回の習い事、例えば習字や水泳のように教室に行った時だけやればいい習い事とは違う、ということを十分にご承知ください^^
日々の練習法や、お子さんの様子など、メールやLINE、お手紙などでご相談いただき、保護者の方にもお子さんの上達にご協力いただいております。「昨日よりうまくなったね」「がんばってるね」といった日常の何気ない一言は、子どもに自信を与え、生き生きとさせます。保護者の方に気にかけてもらっていることが確認できるだけでもうれしいようです。やる気がなさそうな時は無理をせず、「どうしたの?」「疲れたのかな?」「じゃあ明日がんばろうか」と声をかけてお子さんの今思っていることを聞いてあげてください。ご一緒に「ほめ・聞き上手」「声かけ」を習慣化しましょう。なかなか練習しない場合には、ぜひご相談を。「練習したくなる曲」を選び直したり、「ご褒美方式」を考えたりします。または「ユーチューブ・ゲーム30分には練習がまず30分」などの約束を設定するのも時にはアリ。あとは、ひたすら頑張りを褒めて信じて待ってみましょう。「毎日の練習を習慣化」「毎日弾くのが当然である」という状況に持っていくのがポイント!朝と夜に練習時間を分けるのもおすすめです。
生徒さんには、毎日の練習記録をつけていただいております。毎回レッスン時にチェックし、その子なりの頑張りを認め、練習状況を振り返ります。理由があってできない日があっても大丈夫。そういったことを含め、小さい頃から自分の行動を客観視する経験が重要です。ポイントとしては、「間違えずにひけるまで何回でも」「毎日10回繰り返す」「片手ずつがスラスラひけるようになる」「とりあえず音を覚える」など何でも良いので、それぞれが課題を自分で見つけ、取り組めるようになるのが理想です。「先生の言うなり」では、何事にも積極的に行動できる人間性を養うことができませんね。レッスン中に「今週はどんなことを頑張ってこようか」と一緒に話し、自分で課題を楽譜に書き込んでもらうこともあります。
教室の設備
静かな住宅街にひっそりと建っている戸建て住宅の一室。防音のレッスン室には、ヤマハのグランドピアノC5E(大きさはC7クラス)を設置。鍵盤は「ニューアイボリー」というすべりにくい素材の人工象牙。壁や天井、ドアや床などの防音設備は大建製でグランドピアノの響きを存分に堪能できる音響になっています。調律は半年に一度定期的に行い、除湿機やエアコンで空調を管理しています。窓は2重で、座る位置の背中側にあり自然光も入ります。しばしば開けて外の空気を取り入れます。気になる消毒ですが、アルコール消毒は熱を発生させるため、楽器が割れてしまいます。消毒は除菌ができるアルカリ電解水でこまめに行っています。☆家族が猫アレルギーのため、我が家にペットはいません。喫煙者もおりませんのでご安心ください^^
発達凸凹の特性が気になる方へ
発達障害の特性をお持ちのお子さんには、医療機関からの診断と保護者の方からお話を伺ったうえで、どのようなレッスンが可能かを話し合い、できることからやっていきます。発達に関して健診等で指摘を受けているのに、医療機関と連携していなかったり、明らかにご本人がピアノ教室を嫌がっていると判断した場合には、保護者の方が希望されましても、残念ですがレッスンはお受けできません。ピアノが良い影響を与えることは考えられますが、専門家の意見をきいて、より正しく理解するのがまずは大切です。
とはいえ、専門家でも診断はつけにくいようですので(特に日本では)、あまり堅苦しく考えず「なんとなくADHDっぽい、落ち着きがないし忘れ物も毎回」とか「小さい頃からコミュニケーションがうまくいない、育てにくい」「姿勢を保っていられない」など、気軽にお話してもらえると嬉しいです。誰にでも少しずつちょっと変わったところというものはありますが、度を越してる気がするけどどうなんだろう・・?と誰にも相談できずに苦しい思いをされているお父さんお母さん(パートナーに特性がある場合、相手のご実家では「当然」「みんなそう」と言われ理解してもらえないことがあります)、叱ってしまう習慣がつく前にお話ししてくださいね。
レッスンでは、視覚支援や低めのレヴェル設定、ネガティブワードを使わない、などの対応をしています。お家での予習をしっかりしていただけるとレッスンでの失敗体験を少なくできますので親御さんのご協力が必須となりますm(_ _)m
医療機関での診断は時期によっても結果が変わるようですし、より大切なのは「周囲の対応」かと思います。あまり怖がらず、書籍やユーチューブもご覧になったりして、お子さんの行動が似ていたら参考にするなど柔軟に考えてみてください。
社会全体で「二次的な障害(ひきこもり、うつ、自傷・他害、暴力等)」を防ぐことは重要ですが、特に家庭や学校でのまちがった対応で自信をなくすようなことのないように・・・生まれながらの脳の機能の問題でお子さんに責任はないのです。
何かと失敗の多いADHD傾向のお子さんには、こまかいことで毎回叱らない、忘れ物は当然あると考え一緒に持ち物表を確認するなどのフォローをしましょう。本人が「できた!」と思ったなと感じたら毎回その直後にほめることも大切です。
ASD傾向のお子さんには専門家によるコーチングがよいようですから、児童精神科などに相談することで、ものごとを独自の解釈でおこなっているところを修正していったり、この社会で生きやすくなるスキルを体得できると思います。(「自分が思っていることとは違っても、こういう場面ではこうしたりこう言ったりするといいよ」「声を出さないと伝わらないこともあるよ。お友達や家族、先生に何か言われたらお返事を毎回しようね」等)
教室にも関連書籍や漫画を置いていますのでお気軽に手に取って読んでみてください^^
体験お申込みの際は
ご興味を持っていただけましたら、通うのに不便でない立地か(自転車OKですが雨の日は?)なども含め当サイトをよくご覧になったうえでご検討ください。メールにて体験レッスンのお申し込みをされるときは、ピアノ歴があれば使っていた教材など詳しく(発表会で弾いた曲だけではなく・・)、またお子さんの場合はどのような性格か(長所短所こだわりetc.)、好きなキャラクターなどがあれば差し支えない範囲で教えてください。体験レッスンの参考にさせていただきます。健診等で発達の遅れを指摘されている場合も、ご遠慮なく教えてください。そういったことでお断りすることはありません!!ご質問もお気軽にどうぞ。